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愛していると言ってくれ - 07
「あっ、あっ……ん、んっ……っぁ」
ぐっしょりと濡れそぼつ秘所を左右に押し拡げ、れろれろと舐めあげる。
名前の身体から匂い立つ花の香りに包まれて、とろとろと垂れる蜜をわざと音を立てて、じゅるじゅると吸い上げた。
「ん、甘いねい、名前のここは」
「……あっ、や、そんな、言わな、んっ……ああっ、」
時折鼻に当たる真っ赤に熟れた突起を、舌先でツンツン突くと、名前は腰を捩って小刻みに震える。
「そんなにビクビク揺らして……いやらしい身体だねい」
「あ、あぁ……イヤ……」
「いやじゃないだろい。ここをこんなに膨らませて。ほら、こっちも欲しそうにヒクヒクしてきたよい」
「やぁ、やっ、ちがっ、あぁ……っ、んんっぁ、」
目に涙を溜めて、おれの舌に悶える名前が可愛いい。
ついつい意地悪したくなる。
「こんなに濡らして、今まで何人ここに咥え込んだんだよい」
入り口に舌を這わながら、訊く。
「ナース連中は遊んでるってもっぱらの噂だよい。名前も、相当遊んでるんだろい」
「や、そん、な……はっ、あぁっ、んぅ、んんっ……」
わざとらしく訊いても、名前は首を振り、喘ぐばかりで答えない。
上の口が答えないなら下の口に聞くかと、淫穴に中指の先端を添える。濡れたソコは待ち侘びていたかのように抵抗なく指を飲み込んでいく。
「……っ、すごいよい、力を入れなくてもどんどん指が吸い込まれていく」
「っ、ん、ひっ、ぁ、ああっ……」
しかし言うほど遊んでいないのか、根元まで咥え込んだ指をキュッと締め付ける名前のソコは、指一本でも少々窮屈に感じた。
グイグイと締め付ける媚肉をゆっくり拡げるように指を動かすと、くちゅくちゅと濡れた音を奏でる。
突起に吸い付きながら指でナカを突くと、半開きになった名前の唇からは泣き声のような嬌声が溢れて。
甘い声と、差し込んだ指に纏わり付く膣の感触に、おれの下半身がビクビクと反応する。
──ああ、早くブチ込みたい。
ガンガン突いて、揺さぶって、泡立つくらいぐっちゃぐちゃに掻き混ぜて、名前のナカを貪りたい。
……でも、まだだ……
込み上がる衝動を抑えて指を増やしていく。
いくら名前が慣れていても、仲間内でも巨根だのデカマラだのと揶揄されるおれのモノは、ある程度馴らさないと傷付けてしまうかもしれない。
そうならないよう、時間をかけて丁寧にほぐす。
ようやく三本目だ。
「くっ、んんっ……あぁっ」
指を増やすごとにキュッと締め付け、嬌声を上げる名前。
酒が入ってるせいもあるだろうが、随分と感じやすい身体をしている。
男の欲を煽る、いい身体だ。
もっともっと乱れさせたくなる。
クッと指を曲げて腹側の上壁を刺激すると、蜜が止めどなく溢れてくる。甘くて、そのいやらしい蜜を、おれは貪欲に舐めてすすった。
「舐めても舐めても溢れてくるよい。本当にいやらしいねい、名前は」
「ひっ、や、ああっ、そこっ、だめ……んんっ……」
ヒクヒクとナカが小刻みに収縮する。
そろそろ大丈夫そうだ。
くぷっ、と今にもイキそうな名前のナカから指を引き抜くと、零れた蜜が手のひらを伝い、ツーと腕に滑り落ちていく。
その透明の滴りを名前に見せつけ、舌を伸ばしてべろりと舐め上げる。瞬間、名前の顔が羞恥に染まった。
ああ、いい顔するねい。
その表情に煽られ、サッシュを引き抜く。
カチャカチャとベルトを外し窮屈なズボンとパンツを一気に下ろすと、痛いほど反り返った肉棒がぶるんと首を振りばちんと腹を打つ。
臍の辺りに粘りを感じて視線を下ろすと、溢れた先走りが下腹と亀頭を繋いでタラリと糸を引いている。
まるで、十代のガキのようだ。
こんなに興奮するのはいつ振りだろうか。
おれは自嘲を零し、恐ろしいほどにそそり立つ怒張を掴んで名前の膣口に充てがう。
「ひっ、あっ、やぁ……っ、待っ、て、マルコ、隊長っ……」
くちゅ、と音がして。
その瞬間、我に返った名前が怯えたように腰を引く。
だが、限界だった。
逃げる名前のくびれた腰を強引に引き戻し、
「力、抜けよい」
ずぶっ、と一息に奥まで貫いた。
「ひっ、いっ、ああぁぁぁ、っ……っ!!」
「っ、くっ……!」
名前の胎内に埋め込まれる、凶悪な杭。
淡い桃色の媚肉が限界まで押し拡げられ、血管の浮いたグロテスクな赤黒い肉棒を咥え込むその光景はひどく淫らだった。
名前のナカは想像を上回る狭さと熱さで、狂おしいほどにおれをきゅうきゅうと締め付け、精を絞り取ろうとする。
油断すると持っていかれそうだった。
挿れただけで出ちまうとか、洒落にもなんねェ……
おれは下腹部に力を入れて、懸命にその衝動をやり過ごす。額から流れ落ちた汗が名前真っ白い腹の上で跳ねる。
「っ、はぁ、っ、きっついねい……っ!」
「ひっ、ぅ……うぅあ……っぁ」
無遠慮に長大なモノを押し込まれた名前の表情は、苦痛と苦悶に歪んでいる。
ぎゅっと閉じた瞳から溢れる涙を舐め、目元に何度もキスをしながら名前の呼吸が整うまで髪を撫でた。
