Novel
愛していると言ってくれ - 06
しゅるりと首の後ろの紐を解き、名前を下着姿にする。
下着の色は意外にも白で、あの女のように赤や黒やヒョウ柄なんかのどぎつい色柄を想像していたおれは意表を突かれ、新鮮さにふと見入ってしまう。
じっと見ていると、名前が恥ずかしそうに身を捩った。
だが、抵抗らしい抵抗はせず大人しく身を委ねている。名前が部屋に来た時点でそのつもりはあると踏んでいたが、泣いて嫌がる女を犯す趣味はないから助かった。
「綺麗な肌だねい」
眩しい程に白く浮き出る鎖骨にツーと指を滑らせ、キスを落とす。名前の肌からは花のように甘い香りがした。
背中に手を回して下着のホックを外すと、桜色の胸の飾りがあらわれる。そこは、キスと緩い愛撫だけで既にぷっくりと主張していて。
「ココ、立ってるよい」
「ひぁ……っ」
クスクス笑って先端を摘むと、悲鳴のような声が上がった。
それが素直に可愛くて、くにくにと先端をいじくりながら、全体を揉みしだく。
他のナースに比べるとそれ程の大きさは無いが、瑞々しいハリと弾力性があって、揉むたびにおれの手に馴染んで吸い付いてくる。
その柔らかな感触を楽しんでいると、名前の滑らかな肌がしっとりと汗ばみ、愛らしい喘ぎ声が漏れる。
女の甘い嬌声は、好きだ。
心地よく耳に響いて、情欲を煽る。
それが名前の純粋な好意につけ込んでるものだと思うと、尚更味わい深いものがあって薄っすら笑みさえ浮かぶ。
その仄昏い笑みを隠すように乳房の頂に吸い付くと、名前の身体がビクンと揺れ声に艶が増した。
「っ、ぁあっ……んっ、マルコ、隊、ちょ、」
軽く歯を立てたり、飴玉のように舌先でコロコロと転がしながら、もう片方の手を下腹部に這わせ割れ目をなぞる。
下着の上から軽く撫でるだけなのに、名前のソコはどんどん蜜を湧かせて下着を濡らす。
「ココも硬くなってるよい。ちょっと触っただけなのに、名前は感じやすいねい」
「や、ぁっ、ちがっ、……」
いやいやと首を振る名前の敏感な突起に中指を押し当て、強弱をつけてグリグリと捏ねて潰して刺激すると、名前の身体は面白いくらいに跳ねる。
「ひっ、ぁ…、やぁ……あぁっ」
ソコをいじればいじるほど益々下着を濡らす名前は、甘い声を発しながら余裕のない表情でおれにしがみ付く。
「可愛いよい、名前」
「んんっ、やっ、……耳、だ、め…あ、あぁ……っ!」
ちゅっ、とキスを落とし、耳朶を食むと名前は顔を真っ赤にしてぶるぶると体を震わせる。
そっと下着の中に手を差し込むと、ぬるりと蜜が指先に絡んだ。
指に蜜を絡ませ突起を撫でると、後から後から潤う蜜がさらに指を濡らしていく。
「あっ、あっ、そこ、やっ、んぁ……」
名前はここが弱いんだろう。
突起を挟んで擦ると、あっと言う間に背中をしならせて、昇り詰めた。
「ひ、あっ、ああぁ、んぁぁッ……!」
ぐったりと脱力して、ベッドに沈む名前。
絶頂の余韻なのか時折ビクンと身体が痙攣して、その度揺れる乳房が妙に艶かしい。
もはや意味を為さなくなった薄い布地を取り払うと、力の抜けた名前の脚を掴んで左右に押し開く。
「すごいねい……グショグショだよい」
「っ、や、あ、待っ、て………っ」
名前のソコは思った以上に綺麗な色で……なのに、赤い突起をぷくっと尖らせ、いやらしい蜜をダラダラ滴らせている。たまらなく卑猥だ。
思わず舌舐めずりをして、そろりと顔を近付ける。
しかし脚を閉じられてしまう。
すかさず手を差し込むが開けない。
「……名前、脚の力抜けよい」
「っ、」
早く蕩けたソコに舌を差し込んで舐め回したい。
なのに肝心な部分を隠されて、気分はまるでご馳走を目の前におあずけを食らった肉食獣のようだった。
この期に及んでおあずけされてたまるか。
手に少しづつ力を加えていく。
抵抗するなら力尽くで暴いてやる。
そう思ったが、実行する前に観念したのか名前が身体の力を抜いた。
目を潤ませて、恥ずかしそうにシーツをキュッと握り締める名前。
「イイ子だよい」
おれは微笑んで膝頭にキスを落とすと、グイっと名前の脚を押し開いた。
今度は閉じられないよう、すぐに自分の身体を滑り込ませる。無防備に晒された名前ソコ。おれは満足するまでじっくりと目で愉しみ、喉を鳴らして吸い付いた。
